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熊本大会趣意書

日本学校農業クラブ連盟(FFJ:Future Farmers of Japan)は、昭和23年(1948年)に農業を学ぶ高校生の自主的・自発的な組織として学校農業クラブが誕生し、昭和25年(1950年)に全国組織となりました。これまでの70有余年、三大目標である「科学性」・「社会性」・「指導性」を掲げ、農業学習で学んだ知識や技術等を活用して、課題発見の能力や解決能力を高めてきました。また、クラブ員相互の連携と地域との協働等により思考力・判断力・表現力を養い、これまで教育活動で実践してきたことが、日本農業や農業関連産業の発展に大きく貢献するとともに、幅広い分野で活躍する人材を輩出してきたところです。

熊本県の農業は、幾多の治水事業により、農地や農業用水路等が整備され、現在の基盤となっています。また、世界農業遺産に認定された雄大な阿蘇などの自然が生み出す豊富な水資源を活用した多彩な農業を展開し、全国6位の農業産出額を誇っています。しかし、平成28年(2016年)の「熊本地震」、令和2年(2020年)の「令和2年7月豪雨」など、度重なる自然災害によって多くの人命が失われるとともに、基幹産業である農林業もまた甚大な被害を受けました。今もなお復興の途中ではありますが、全国各地からの温かい励ましと支援を受け、「創造的復興」を合言葉に未来へ向け一歩ずつ確実に前進を続けています。同時に、農業高校では、コロナ禍で加速した激動の未来社会を創造し、SDGsの趣旨に基づく持続可能なグローバル社会を目指し、農業分野の視点から地域や産業界と連携を密にし「学び・考え・できること」から実践しています。

そのような中、令和5年度(2023年度)に熊本県で「第74回日本学校農業クラブ全国大会令和5年度(2023年度)熊本大会」を開催する運びとなりました。九州学校農業クラブ連盟の協力のもと、熊本県学校農業クラブ連盟が企画・運営等の主務を担当します。私たち熊本県学校農業クラブ連盟11校1分校の2,500余名の全クラブ員が大会の準備・運営等を学びの機会として捉え、ここ数年実施されてこなかった公開競技を含め、2発表・4競技並びに2会議を予定しています。また、大会へ向けてのイメージカラー「赤」、大会コンセプト「農の力で、絆を深めよう・つなげよう・広げよう」を掲げ、来県される皆様を感謝の心でおもてなしできるよう準備を進めてまいります。

つきましては、本大会の趣旨を御理解いただき、関係の皆様の御指導・御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

令和5年(2023年)5月

熊本県学校農業クラブ連盟会長(熊本県立南稜高等学校)福田明純
第74回日本学校農業クラブ全国大会事務局熊本大会生徒実行委員長毛利 映斗
第74回日本学校農業クラブ全国大会事務局長(熊本県立熊本農業高等学校長)田畑 淳一